飛行機の謎と疑問>●油圧システムは航空機の生命線

航空機のパイロットが飛行機を操作する時に使う装置の中でも、
重要なものが「操縦桿」と呼ばれる、自動車で言うならば、
”ハンドル”と同じ役割のものだ。

この「操縦桿」が飛行中に、何らかのトラブルにより、操作不
能に陥ってしまえば、事態はかなり深刻である。

「操縦桿」で操作するのは、「補助翼」と「昇降舵」のふたつ。

このふたつを操作することにより、機体の姿勢をコントロール
しており、これが機能しなくなるということは、正常な飛行が
できないことを意味する。

この「操縦桿」は油圧システムの力を借りて動かしており、万
が一この油圧システムが故障すれば、補助翼や昇降舵を動かす
ためには、人力では不可能な力を出して操作しなければならず、
油圧システムの故障は、即操縦不能ということになるのだ。

ただ、そうならないように、航空機には複数の油圧システムが
組まれており、ジャンボジェット機の場合、油圧システムは4
つあり、駆動ポンプは10台装備されている。

さらに、補助翼や昇降舵には複数の油圧ポンプから油が供給さ
れており、1つのポンプがトラブルを起こしても、別のポンプ
から油圧の供給が受けられるようになっている。

操縦の重要な部分を補助する機構だけに、こうした複数のバッ
クアップシステムが組まれていて、それが航空機の安全を支え
ているのだ。

飛行機の謎と疑問

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