飛行機の謎と疑問>●「過酷」なエンジン耐久試験

航空機のジェットエンジンに鳥が吸い込まれると、エンジンに
ダメージが及ぶことは有名な話。

それでは、それ以外にエンジンに対する脅威はないのだろうか?

そんなハズはなく、鳥以外にも旅客機のエンジンにとって脅威
となるものが存在するのだ。

それは悪天候の中をフライトする際に、どうしても避けること
のできない雨や雪、さらに”ひょう”などの気象条件。

いつも天気の良いときのフライトばかりではなく、時にはこの
ような気象条件の中でも運行される飛行機だけに、どのような
気象条件でも、エンジンに不具合が発生しないような、安全設
計が求められる。

その試験は過酷だ。

まず、豪雨を想定した試験では、毎分1000リットルもの水
を1時間にわたりエンジンに吸い込ませたりする。

さらに”ひょう”に対する耐久試験はさらに過酷で、500リ
ットルもの「氷のかたまり」をエンジンに吸い込ませるテスト
も行われている。

このようにして、考えられるありとあらゆる可能性を試験し、
それに耐えることのできる「強いエンジン」が保障されなけれ
ば、何百人という乗客の命を預かる航空機の”心臓”として、
採用されないのだ。

このエンジンに関してだけでなく、航空機の安全に関わる問題
については、「想定外」という言葉は禁句である。

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