飛行機の謎と疑問>●「積乱雲」には誰も勝てません

「ただいま気流の不安定なところを飛んでいるため、多少の
揺れが予想されます、座席の背もたれを戻し、シートベルト
をお締めになって下さい」などと、客室乗務員からのアナウ
ンスが。

飛行機は空を飛んでいるもの、そしてその上空の気象条件い
かんによっては、飛行が不安定にある場合もある。

その最たるものが、”雲”の中を飛行するときだ。

大型の旅客機であれば、小さな雲などはそれほど気にする必
要はないが、「積乱雲」(入道雲)だけは別格。

なぜなら、積乱雲の中は、気流が乱れており、雷や突風など
を引き起こしやすいと考えられ、積乱雲の中に突っ込んでし
まえば、旅客機の機体をコントロールするのが困難になるば
かりでなく、落雷などを受けて、機体が故障してしまうこと
もある。

有視界飛行のときは、パイロットの目視によって積乱雲を回
避することができるが、夜間などは目で確認することはでき
ない。

そのため、飛行機の機首についている、小型の気象レーダー
アンテナを使い、機体前方の気象情報をコックピットのレー
ダー画面に映しながら、監視を続けるのだ。

積乱雲は基本的に避けて通るのが大原則、そのため積乱雲が
多数発生する地域を飛行するときには、前述のように機体が
揺れるため、シートベルトのサインを出すことになっている。

いかに大型の旅客機でも、積乱雲には勝つことはできない、
積乱雲を見つけたら、パイロットは、ただ逃げるのみなのだ。

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