飛行機の謎と疑問>●なぜ翼が燃料タンクなのか?

ジャンボジェット機の燃料タンクが翼にあるというのは有名な話。

ただ、どれくらいの燃料を積んでいるのかということは、意外
と知られていない。

ボーイング747−400の機体を例にとると、この飛行機の
最大離陸重量は約400トン、その実に40%にあたる、170
トンが燃料となっている。

そんなに大量のジェット燃料を、翼の中に入れることができる
のかと思われるが、主翼のリブ(小骨)で囲まれた空間は、意
外と大きく、主翼にはそれだけの十分な容積があるのだ。

それでも、そんなに重い(170トン)もの燃料を入れて、
翼は大丈夫なのかと心配する向きもあるが、実は主翼に重い
ものを積むのはむしろ好都合なのである。

理由は、飛行中の主翼は揚力によって常に上向きの力が掛かっ
ており、この力によって主翼がしなるため、主翼のつけ根付近
には常に大きな力が掛かっている。

この上向きの力を、燃料の重量で打消すことで、主翼のつけ根
に掛かる負担を軽減しているのだ。

このように、主翼を燃料タンクにすることによるメリットは
十分にある。

ちなみに、胴体部分に仮に燃料を入れようとすれば、荷物スペ
ースはおろか、乗客を乗せるスペースも、大幅に減少すること
にもなり、やはり翼を燃料タンクにする方が、輸送効率の面で
もメリットがあるのだ。

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