飛行機の謎と疑問>●着陸時に事故が多い理由

航空機事故の約70%が離着陸時に起きており、そのうちの
約50%が着陸時の事故となっている。

離陸を開始してから実際に離陸するまでは、平均で約3分。

これに対して、着陸を始めて機体が完全に停止するまでの
時間は約8分。この離陸時より2倍以上の時間がかかるため、
着陸時に事故が多いと思われそうだが、実はそうではない。

それは、着陸時には離陸時にないリスクが多く含まれており、
それが合わさって事故の確率を高めているとされている。

まず、離陸時は長さに限りのある滑走路上を、オーバーラン
しないように、しかも失速しない速度を保ちながら進入しな
ければならず、この相反する条件を満たさなければならない。

着陸時に、高度を下げると同時にスピードも落とす、しかし
スピードを落としすぎると今度は失速の危険性がある。

さらに、滑走路の上空15mを通過する際のスピードも決め
られており、これをクリアするためにも神経を使う。

滑走路をオーバーランすれば、場合によっては整備用車両や
建造物を破損してしまうことにもつながりかねず、着陸は、
パイロットに大きな負担がかかる瞬間でもあるのだ。

こうした事故を防止するために、ボーイング747−400
では、着陸すると同時に「スピード・ブレーキ・コントロー
ル・レバー」が動的に作動し、主翼の「スポイラー」が立ち
上がり、ディスクが6枚装備された「多盤式ディスクブレー
キ」がかかるシステムがあり、安全な着陸をサポートしている。

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