飛行機の謎と疑問>●航空機の安全は足元から

自動車も飛行機も同じように、停止するときはタイヤが地面
に接地し、そのタイヤと地面の摩擦力を利用して安全に止ま
ることができるようになっている。

ジャンボジェット機もこれと同様に、車輪がついており、そ
の車輪に付いているタイヤの数は18個にもなる。

この航空機に付いているタイヤは、自動車用タイヤよりはる
かに過酷な条件で使用されており、着陸の際には機体の重量
で押しつぶされそうになる上、滑走路との摩擦で煙が出たり、
時には火を噴いたりすることもあるのだ。

これだけ酷使されている航空機のタイヤは、国内線のジャン
ボジェット機の場合、200回弱の離着陸で、タイヤにある
溝がなくなるとされていて、タイヤの磨耗が進むと、離陸時
に思ったようにスピードが上がらなかったり、着陸時のブレ
ーキの効きが悪くなるなど、さまざまな不都合が起きる。

そのため、フライト前の点検では、タイヤの磨耗状態や損傷
の有無などを入念にチェックし、不具合が見つかれば、タイ
ヤを交換することになる。

タイヤ交換をするためには、タイヤを地面から持ち上げなけ
ればならず、特殊な作業車を使い、整備士3〜4人で作業を
し、時間も1時間ほどかかる大仕事となるのだ。

交換されたタイヤは、ゴミとして廃棄されることはなく、磨
り減った部分を取り除いた後、もう一度ゴムを貼り付けて溝
を再生し、数回に渡って再利用されている。

「安全は足元から」と言われるように、タイヤは航空機の安
全を足元から支える、重要な役割を担っていると言えるのだ。

飛行機の謎と疑問

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