飛行機の謎と疑問>●飛行機の値段と取引形態

航空会社が航空機を製造しているメーカーに飛行機を中注文
する際の、価格や取引方法はどのようなものなのか。

その取引方法は、航空業界ならではの方法が取られており、
実際の契約時に基本価格(ベースプライス)は決められるも
のの、飛行機を引き渡すときに、その価格が適用されること
はまずありえない。

これは、飛行機の製造には長い時間がかかるため、その間に
物価の上昇などがあれば、それに連動して価格が上がる
「エスカレーションファクター」と呼ばれる係数を掛けた価格
が引渡し時には適用されるため。

この算出方法のため、景気の動向に左右されることなく、航
空機メーカーは絶対に損をしないようにできているのだ。

いかにも買い手に不利な条件のようにも思えるが、買い手が
有利な条件で取引できるケースもある。

それが、新型の飛行機を注文するときなのだ。

新型の飛行機と聞けば、新型だから値引きは少ないのではない
かと思われそうだが、買い手にとっては、予定通りの性能が出
るか、期日通りに飛行機が納入できるのか、などといったリス
クがある。

そんなリスクを負ってまで注文をしてくれる買い手を、航空機
製造メーカーは、大幅な値引きでこれに応えているのだ。

1機あたりの価格が200億円近い飛行機の価格が3〜5割も
値引かれるとすれば、買い手にとってこれほど大きなメリット
はないと思われる。

新型機が出たときがねらい目、この辺りは一般市場の動向とは、
少し違っていると感じる点ではある。

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