飛行機の謎と疑問>●コックピット内の安全点検

機体の外側の点検が終了すれば、続いて機内の安全点検が行わ
れる。

まず、コックピットに入れば機長と副操縦士は運航日誌を確認
し、機体の状態の報告に目を通す。

タイヤの交換履歴やその他の整備状況など、特に異常がないこ
とを運航日誌で確認。

次に、航空機に備え付けることが義務付けられている書類を点
検、確認。

さらに、救命胴衣や消火器などの非常用品がきちんと揃ってい
るかをチェックした後、座席に座り計器類が見やすいように、
椅子の高さや位置を調整する。

計器を上から下まで点検した後、FMS(フライト・マネジメ
ント・システム)に飛行ルートを始めとした必要な情報を入力。

これが完了すれば、コックピット内に準備されている「チェッ
クリスト」を副操縦士が読み上げ、機長がスイッチの位置や計
器の状態に不備がないかを改めて確認をする。

これは、2人の人間でチェックすることによって、「ヒューマ
ンエラー」をなくすために行われている。

コックピット内の点検が完了したら、最後に乗客数、貨物の重
さや積載場所、気象状況などのデータが転送されてくるので、
これらのデータをFMSに入力し、後は離陸許可を待つだけの
状態となるのだ。

このコックピット内の点検は、安全運航を左右する大切な仕事
のため、フライトシュミレーターの中でも、くり返し訓練され
ているほどの項目。

こうしたチェック体制が、安全な運航を陰で支えていることは、
間違いない事実なのだ。

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